2014.11.20(Thu)

体調が悪くなりやすくて、よく保健室にお世話になる子供だった。自分ではただただ体が弱いだけだと思っていて、周りに不調を訴えていたが、信じてくれる人は居なかった。丁度中学受験を控えた小学六年生の12月、胃炎をおこした。神経性胃炎だった。親はなんでだろうと首を傾げつつも、私を放っておいた。看病もしてくれなかった。

諦めたふりをしていた。頭の中で何度も親を手にかける想像をした。結局公立の中学に進んだ。

自分を殺すしかなかった。この気持ちはどこにも出してはならない。どうにも出来ない。


パニックが起きるね

2014.11.14(Fri)

ぼくのおかあさんは、はなれてくらしていても、ぼくにさわってきます。ちょくせつさわってきてるわけじゃないです。ぼくのあたまのなかにおかあさんがずっといて、これはこうしなさい、こんなことおもっちゃだめ、ってべたべたさわってきます。
ぼくはもうだいがくせいで、もうすぐはたちになります。いつまでもおかあさんといっしょではだめだとおもって、いえをでたのに、あたまのなかにおかあさんがすんでしまっていたら、どうしようもないです。
そんなぼくがおかあさんからはなれられるのは、さおりちゃんのまえと、ねるときだけです。さおりちゃんといっしょにいると、おかあさんはずっとだまっています。どんなかおをしているかわかりません。ねるときは、おかあさんもねてしまうから、なにもありません。

ぼくのあたまのなかのおかあさんは、ずっとわかくてこわいままです。ぼくのあたまのなかのぼくも、ずっとちいさいまま。

ぼくはおもいます。ぼくとおなじひとってきっとたくさんいる。きっと、あたまのなかにかぞくのだれかがいて、ばかみたいにしばられて、いきていくんだと。それからのがれるために、あたらしいかぞくをつくりたがるのだと。

ぼくははやいとこあたまのなかのおかあさんにばいばいして、りっぱなおとなになりたいです？