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にじむ

2013.07.20(Sat)

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男と女を越えて悪ふざけをしていた。男と女という武器を生かしてセックスもしてみた。
高校の時からそうだ。あの男はいつだって半笑いで近付いてきて誰がいるのも御構い無しに私唾を付けるのだった。
奴は好奇の目で見られたかったのだ。私もそうだったからあいつの遊びに付き合った。そんな生ぬるい関係をこんな社会人になるまで続けたのはなぜだろうか。まあ正直あいつも私もさみしかったのだ。まともな恋愛が出来そうになかった自分達をどうにか主役にしようとして、色々なものをこじらせた。今が潮時かな、と考えた私はあいつの仕事場に来たのだった。都心にあるでかいビル、その中にあるちっさな喫茶店。暗めの証明で仕事帰りかなんかのサラリーマンが何人か疲れた顔でコーヒーを飲んでいる。私は「下の喫茶にいる」とだけ打って目をつむった。

おいてめえ

「あ、おつかれ」

「なんでいんだよ」

いいじゃん、別に。コーヒー頼んだら?
言い終わる前にあいつはカウンターへと歩いて行った。

さて、なんて切り出そうか。私としては生ぬるい関係からあの悪友に戻ってまた悪ふざけがしたい。
まああいつもそんな感じだろう。コーヒーを持ってきたあいつに言ってみる。

「高校の時にクラスでキスした時みたいな関係に戻らない?」

あまりにもぽかんとしているのでもう一言付け加えた。

「お友達に戻りませんかって言ってんの」

ドゥーユーアンダースタン?いつもだったら死ね、とか、くたばれ、とかいう罵倒が飛び出してくる口から、思いも寄らない一言が出てきた。

「や、やだ」

驚いて顔をあげると、なんかすげー泣いてる。割と綺麗な顔してるのにぼろっぼろ泣いてるから薄汚い。
え、やばい、ちょーかわいい。今までに無い感情が湧き上がってきた。情が沸いたのか。わからないが、面白いくらい今こいつを泣かせてちゅーしたい。

「ねえ、ここでちゅーしていい?」

言いながら私が手を伸ばすと、最後じゃないなら、って震えながら言うもんだからベロまで入れてやった。
唇を離したあと、横に座ってた客からすごい目でみられていたようだが、それもどうでもよかった。

「久しぶりのキスどうだったの?」と私が聞くと、すごい目付きで「死ね」
とか言うもんだから愛しくなってまた無理矢理に唇を重ねてやった。

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どんなに

2013.07.18(Thu)

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年を重ねても私は子どもなのよ。
猫可愛がりされて、いい子だねって無条件に愛してほしい。

いつだって条件付きの愛情しかなかった私の心はどうにもならないとすべてを諦めるくせがついていた。
無条件に愛してくれる人は居ないのかな。私が愛せる人はどんな人なのかな。
愛したいし、愛されたい。いつもなら背筋が凍りつくような寒い言葉である。
しかし、無条件に自分を愛してくれる人間が居るという安心感。とても羨ましく、持っているにんげんに嫉妬する。
いや、そこまで執着できない自分にがっかりもする。
好きなんですと言ったところで、何が変わるのか。


右手胸が痛むのはなぜか?

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平面の家に住んでいる少女

2013.07.16(Tue)

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左手でスマートフォンを持ち、右手で文字を打つ。鏡に映っている少女は私じゃない。
昨日、君の筆記用具で胸を貫かれる夢を見たんだ。と自称幼馴染の男が話しかけてきて、家の中まで入って来ようとするので、焦った私は本当にそいつの胸に自分の筆記用具を刺した。男は老けた顔に似合わない学ランに空いた穴を確認した後に、下品な笑みを浮かべて走り去っていった。私の筆記用具はあいつの右手に握られたままだった。
今日も当たり前の一日が終わる。生理中にヒステリックを起こす女にはなりたくないと願っていた私は、自分をコントロールする術を身につけました。誰とも喋らないと決めたので、ミックス犬のさとこにも話しかけはしない。個人的にはミックスというよりも、雑種という言い方であっても何も変わらない気がするので、いつも言い方が違う。まあ、あまり好かれていないクラスメイトをミックスと呼ぶほど捻くれてないのでこれでいいのだ。
鏡を見ている私と向かい合ってる少女は、とても人相が悪いが、何故だか嫌いになれない。あなたがあいつの胸を筆記用具で刺したって、私はあなたの味方だよ。話しかけて吐き気を覚える。優しさが半分をしめるといわれてる錠剤を噛んで水を飲んだ。こういう毎日を繰り返しながら、私は誰かが訪ねてくれ?のをいつまでも待っている。

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2013.07.10(Wed)

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私のなかで少女はしにました。感受性の高いすぐ泣いてしまうかわいい子でした。
また会いたい、今度は言葉を交わしたいと思うのはおかしいことですか?

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